CoQ10の摂取量問題
現在のサプリメント業界は良くも悪くもCoQ10が主役の座をがっちり掴んでいて、業界関係者はその動向を掴むことに必死です。そんな中、厚生省通達の健康食品の摂取量に関わる指針に記載のあった一文が物議を醸しています。
「医薬品(経口)の実績がある成分は、その分量を超えないように設定すること」
という一文です。これがどのように問題なのか、ちょっと考えてみましょう。
CoQ10は経口摂取の医薬品実績があり、その摂取量は30mgとされていました。と、すれば当然、厚生省の意向はCoQ10サプリメントの一日摂取分に含有されるCoQ10の量を30mgにするようにということになります。ところが日本コエンザイムQ協会ではその実績を鑑みて一日の摂取目安を60~100mgとしています。また、以前も話をした通り、アメリカでも推奨摂取量は100mgです。今までサプリメント業者はこれらの指針を基準にCoQ10サプリメントづくりを進めてきました。しかも消費者は高含有商品を求めていたので、良心的メーカーほど高含有で低価格に向けて努力をしてきました。しかし、今後は厚生省の意向に沿うように30mg以下の商品づくりを余儀なくされるでしょう。各メーカーは厚生省の意向と消費者のニーズに板ばさみになります。医薬品としての摂取量30mgに根拠が薄い点も業界からの反発材料になりそうですが、消費者にとってもメリットの少ないことを考えると厚生省は一考する必要があるのではないでしょうか?
今後どのように厚生省が意向を変えるか、もしくは変えないかはわかりませんが、今のままだと市場にはCoQ10やα―リポ酸(※1)の高含有商品は出回らなくなるかもしれません。非常に残念です。
(※1α―リポ酸も医薬品として経口摂取の実績がある)
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